除圧術

ガイドラインの推奨(診療ガイドライン2021より)

腰部脊柱管狭窄症診療ガイドライン2021(改訂第2版) では、除圧術について以下のように推奨しています:

推奨内容 推奨度 エビデンス
除圧術は保存療法に比べ良好な臨床成績が複数報告されており、画像・理学所見から診断確定された不安定性を伴わないLSSで保存療法無効例 に対しては除圧術を行うことを提案する 2(提案) B

補足(ガイドラインより):

  1. 初期治療としては保存療法を推奨するが、症状が重度な例では漫然とした保存療法の継続は避けるべき(医療コストの点からも)
  2. 不安定性や変性を伴わないLSSに対する除圧術の 術後2年成績は手術群が優れている
  3. 手術と保存治療の差は術後2年以降、経時的に減少 する傾向にある
  4. 手術併発症の可能性 には留意し、術前に患者に説明する必要がある

患者さんへのポイント:

ガイドラインが示しているのは、「手術は万能ではないが、適切な患者さんに適切なタイミングで行えば有効」 ということです。 特に大切なのは:

  • 不安定性(すべりやぐらつき)がない ことが除圧術の前提条件
  • 保存療法をしっかり試したうえで 手術を検討する
  • ただし、重症例では保存療法を漫然と続けるべきではない