検査と診断

診察の流れ

1. 問診(もんしん)

医師はまず、あなたの症状について詳しく聞きます。

よく聞かれること

質問 なぜ聞くのか
いつから痛いですか? 急性か慢性かを判断
どこが痛いですか? 腰だけか、脚にも症状があるか
どんなときに痛いですか? 姿勢や動作との関係
どのくらい歩けますか? 間欠性跛行の程度
しびれはありますか? 神経症状の有無
排尿・排便に問題は? 重症度の判断(緊急性)
過去に腰の治療を受けましたか? 治療歴の確認

伝えると良いこと

診察前に、以下をメモしておくと伝えやすいです:

  • 痛みの場所 — 腰、お尻、太もも、ふくらはぎ、足など
  • 連続で歩ける距離 — ○○メートル、○○分など
  • 楽になる姿勢 — 前かがみ、座る、など
  • 日常生活での困りごと — 買い物、家事、仕事など
  • 飲んでいる薬

いつ、何をして痛くなり、その後の詳しい経過について、医師があまり聞いてくれなかったと感じることがあるかと思いますが、痛みの詳しい経過はあまり重要ではないのです。いつからどこが痛くなったかを手短に伝えてください。


2. 身体検査

問診の後、実際に体を診察します。

主な検査

検査 方法 わかること
視診 姿勢や歩き方を見る 変形、歩行の異常
触診 腰を触って確認 圧痛、筋肉の緊張
可動域検査 前屈・後屈の確認 どの動きで痛むか
神経学的検査 反射、感覚、筋力 どの神経が障害されているか
SLRテスト 仰向けで脚を上げる 椎間板ヘルニアとの鑑別

神経学的検査の詳細

検査項目 方法 意味
膝蓋腱反射 膝をハンマーで叩く L4神経の状態
アキレス腱反射 アキレス腱を叩く S1神経の状態
感覚検査 触れた感覚の確認 どの神経が障害されているか
筋力検査 足首や親指を動かす力 神経の運動機能