高齢の親の手術、どう考える?
固定術が必要と言われたら — 特に慎重な判断を
なぜ固定術は判断が難しいのか
除圧術(神経の圧迫を取り除くだけ)と比べて、固定術(ネジで背骨を固定する)は:
| 項目 | 除圧術 | 固定術 |
|---|---|---|
| 手術時間 | 1〜2時間 | 3〜5時間 |
| 出血量 | 少ない | 多い |
| 術後の痛み | 軽い | 強い |
| 入院期間 | 短い | 長い |
| 長期リスク | 少ない | 隣接椎間障害の問題 |
特に 多椎間(2ヶ所以上)の固定術 が必要な場合、体への負担が大きく、隣接椎間障害(固定した上下の椎間が壊れていく問題)のリスクもあります。
固定術の代わりにSCSという選択肢
多椎間の固定術が必要な場合、SCS(脊髄刺激療法) が代替手段になることがあります:
| 比較項目 | 多椎間固定術 | SCS |
|---|---|---|
| 体への負担 | 大きい | 小さい |
| お試しができるか | できない | 1週間のトライアル可 |
| やり直せるか | 基本的にできない | 機械の取り外し可能 |
| 隣接椎間障害 | リスクあり | なし |
[!info] SCSについて詳しく 脊髄刺激療法(SCS) で仕組みと適応を解説しています。