腰部脊柱管狭窄症とは

症状から見た分類 — 馬尾型・神経根型・混合型

上の「中心性・外側性・混合型」は どこが狭いか という構造の分類でした。もうひとつ、どんな症状が出ているか で分ける方法があります。

タイプ 圧迫される場所 主な症状
馬尾型(ばびがた) 脊柱管の中心にある馬尾神経 両足のしびれ・歩行困難・排尿の問題
神経根型(しんけいこんがた) 神経の枝(神経根) 片側のお尻〜脚の痛み
混合型 馬尾と神経根の両方 上記の両方の症状

脊髄が第1-2腰椎で終わり、その下に馬尾神経が続く後面図。各レベルで神経根が分岐している

2つの分類の関係

構造の分類 → なりやすい症状の分類
中心性狭窄 馬尾型 になりやすい(中心の馬尾が圧迫される)
外側狭窄 神経根型 になりやすい(出口で神経根が圧迫される)
混合型(構造) 混合型(症状) になりやすい

なぜこの分類が大切か: この「馬尾型」「神経根型」の区別は、薬の選び方 に直接関わります。たとえば、馬尾型には血流を改善する薬(リマプロスト)が推奨されますが、神経根型には消炎鎮痛薬(NSAIDs)が使われます。医師に「私の狭窄は馬尾型ですか、神経根型ですか?」と聞いてみましょう。