ブロック注射
ブロック注射の種類
ブロック注射にはいくつかの方法があり、注射する場所や狙いが異なります。
① 仙骨裂孔硬膜外ブロック
おしりの少し上あたり(尾てい骨の上)から注射します。
- 「背骨のトンネル全体に、痛み止めの薬を後ろから流し込む」イメージです
- 神経のまわり全体をやわらかくして、しびれや痛みをやわらげます
- 両足の症状にも効きやすい注射です
- 比較的簡単に行え、外来でも受けられます
② 経椎弓間硬膜外ブロック
腰の真ん中あたり、背骨と背骨のすき間から注射します。
- 「痛いところに一番近い場所から、背骨のトンネルの中に薬を入れる」イメージです
- ①よりも狭くなっている部分に近いところから薬を入れるため、効き目がよいことが多いです
- 神経のはれ・炎症をしずめることで、足の痛みやしびれを楽にします
③ 経椎間孔硬膜外ブロック
「神経が背骨から出てくる出口」に、横から近づいて注射します。
- 「悪さをしている神経の出口に、ピンポイントで薬を当てる」イメージです
- 片側の足だけ痛いという場合に向いています
- 神経の出口が強く狭くなっていると、効き目が弱くなることもあります
④ 選択的神経根ブロック
痛みの原因になっている特定の神経1本を狙って注射します。
- 「どの神経が痛みの元になっているかを調べながら、同時に痛みもやわらげる」検査兼治療です
- この注射で痛みがはっきり楽になれば、「この神経が原因です」と確定できます
- 手術をする場合に「どこを手術すればよいか」を決める時にも役立ちます
⑤ 椎間関節ブロック・内側枝ブロック
背骨どうしの「小さな関節(椎間関節)」の周りに注射します。
- 「長年の負担で痛くなった、腰の関節部分に注射する」イメージです
- 主に腰そのものの痛みが強い方に向いた注射です
- 足のしびれにはあまり効かないことが多いです
- この注射で腰が楽になれば、関節が痛みの原因だったとわかります