なぜ痛いのか

2種類の痛み — 侵害受容性疼痛と神経障害性疼痛

2種類の痛みの比較

痛みには大きく分けて 2つのタイプ があります。使われる薬も違うため、この違いを知っておくことが大切です。

侵害受容性疼痛(しんがいじゅようせいとうつう)

体のどこかが傷ついたり、炎症が起きたりしたときに感じる痛みです。 体からの 警告信号 として機能するのが侵害受容性疼痛で、とがった物や熱い物に触れた際に感じる痛みであり、反射的に手を引く防御反応につながります。

特徴 内容
どんな痛み? ズキズキ、ジンジン、重い痛み
原因 骨折、関節の炎症、筋肉の痛みなど
よく効く薬 ロキソニンなどの消炎鎮痛薬(NSAIDs)
特徴 体を守るための「警告」の痛み

神経障害性疼痛(しんけいしょうがいせいとうつう)

神経そのものが傷ついたり、異常を起こしたりして生じる痛みです。

特徴 内容
どんな痛み? ビリビリ、電気が走るような、焼けるような痛み
伴う症状 しびれ、感覚が鈍い、触ると痛い
よく効く薬 タリージェ、リリカ、サインバルタなど(普通の痛み止めは効きにくい)
特徴 神経の「故障」による痛み

狭窄症ではどちらの痛み?

腰部脊柱管狭窄症では、両方のタイプの痛みが混在する ことがよくあります。

だから薬が何種類も必要なことがある: 腰の痛みには消炎鎮痛薬、脚のしびれや痛みには神経の薬、というように 痛みのタイプに合わせて薬を使い分ける 必要があります。「薬が多い」と感じることがあるかもしれませんが、それぞれの痛みに対応する薬が異なるためです。