SCS療法 詳細ガイド
Part 1: デバイス(機器)の種類と選び方
日本で使用できるSCS機器について
現在、日本では複数の医療機器メーカーがSCS機器を提供しており、いずれも国の承認を受け、保険適用で使用されています。
本サイトの方針: 特定のメーカーや製品を推奨する立場を避けるため、本サイトではメーカー名・製品名は記載していません。どの機器を使うか(そしてその理由)は、担当医に直接確認することをお勧めします。
機器はどこが違うのか
メーカーや機種による主な違いは、次の4点です。
| 項目 | 違いのポイント |
|---|---|
| 電池タイプ | 充電式(電池寿命が長い)か、非充電式(充電の手間がない)か |
| 刺激モード | どの機器も従来型・刺激感のないプログラムの両方を搭載(下記Part 2参照) |
| 自動調整機能 | 体動に合わせた自動調整は一部の機種のみに搭載 |
| MRI対応条件 | 機種によって撮影できるMRIの条件が異なる(下記Part 4参照) |
充電頻度について:
充電式デバイスの充電頻度は、刺激の種類と出力 によって大きく変わります。
| 刺激の設定 | 充電頻度の目安 | 理由 |
|---|---|---|
| 刺激感のないプログラム | 毎日〜2日に1回 | 出力が高いため電力消費が多い |
| 刺激感のあるプログラム(従来型) | 週1回程度 | 出力が比較的低い |
| 出力を上げている場合 | より頻繁に | 使用電力に比例する |
充電は専用の充電器を体の外から当てて行います。1回あたり30分〜1時間程度です。
刺激技術
主要な機器はいずれも、刺激感のあるプログラム(従来型)と刺激感のないプログラムの両方を搭載しています。メーカーごとに技術的なアプローチは異なりますが、患者さんが受けられる刺激の種類に大きな差はありません。体動に合わせた自動調整機能のみ、一部の機種に限られます。
患者コントロール
どの機器も専用リモコンで自分で刺激を調整でき、一部の機種はスマートフォンアプリにも対応しています。
どの機器を選ぶべきか?
結論:主要な機器はいずれも高品質であり、機器そのものの差は大きくありません。
重要:
デバイスの選択より、担当医の技術と経験 の方が結果に影響します。医師が最も経験のある機器を選ぶのが現実的です。「どの機器を使っていますか?その理由は?」と担当医に質問してみてください(このページ末尾の質問リスト参照)。