SCS療法 詳細ガイド
Part 5: よくある質問(詳細回答)
刺激について
Q. 刺激はどんな感じですか?
A. 個人差がありますが、多くの方は以下のように表現します:
- 「ジーンとする」
- 「ピリピリする」
- 「温かい感じ」
- 「マッサージのような感覚」
最近主流の「刺激感のないプログラム」では、刺激を全く感じずに痛みが和らぐ方もいます。
Q. 刺激が強すぎたり弱すぎたりしませんか?
A. 自分でリモコンで調整できます。また、体動に合わせた自動調整機能がある機種では、姿勢や活動に応じて刺激が自動的に最適化されます。
Q. 24時間刺激しっぱなしですか?
A. 多くの方は日中つけて、就寝時は切る方が多いです。ただし、夜間の痛みが強い方は、つけたまま寝ることもあります。自分に合ったパターンを見つけてください。
生活について
Q. 携帯電話やパソコンは使えますか?
A. 問題なく使えます。日常的な電子機器の使用は影響ありません。
Q. IH調理器は使えますか?
A. 使えます。ただし、長時間本体の上に身を乗り出すのは避けてください。
Q. セキュリティゲートで反応しますか?
A. 空港のセキュリティゲートで反応することがあります。患者カードを提示し、係員に説明してください。手で触れる検査は問題ありません。
Q. 温泉に入れますか?
A. 傷が治っていれば問題ありません。電気風呂(低周波風呂)は避けてください。
Q. 運転はできますか?
A. できます。ただし、刺激に慣れてから、そして医師の許可後にしてください。運転中に刺激感が気になる場合は、調整するか一時的にオフにしてください。
機器について
Q. 電池はどのくらい持ちますか?
A.
- 充電式:10年以上(電池自体)
- 非充電式:3〜5年程度
電池が切れたら、本体の交換手術(比較的小さな手術)が必要です。
Q. 充電は面倒ですか?
A. 刺激の種類と出力によって大きく変わります。刺激感のないプログラム(出力が高い)では毎日〜2日に1回、従来型の刺激感のあるプログラム(出力が低い)では週1回程度です。1回あたり30分〜1時間程度で、専用の充電器を体の外から当てて行います。詳しくはPart 1の充電頻度の表をご参照ください。
Q. 故障することはありますか?
A. 2004年の大規模調査(Cameron, 2,700例)では、以下の合併症が報告されています:
- リードの位置ズレ:13.2%
- リードの断線:9.1%
- 感染:3.4%
- 機器不良:1.3%
ただし、これは2004年時点のデータです。その後の機器の改良や手術技術の進歩により、現在はこれらの合併症の頻度は減少傾向にあります。いずれの合併症も、再手術や設定調整で対応できます。
効果について
Q. 効果が弱くなることはありますか?
A. 時間とともに効果が弱くなる(馴化)ことがあります。その場合:
- 刺激設定の調整
- 刺激モードの変更
- リードの追加・交換
などで対応できることが多いです。
Q. SCSをやめることはできますか?
A. はい、可能です。効果がない場合や、何らかの理由でやめたい場合は、機器を取り出すことができます。体に大きな影響はありません。