手術療法
リスクと合併症
どんな手術にもリスクはある
手術は安全に行われるよう最善を尽くしますが、合併症のリスクはゼロではありません。
主なリスク
| リスク | 頻度 | 説明 |
|---|---|---|
| 感染(SSI) | まれではない | 傷口や深部の感染。再手術が必要になることも |
| 硬膜損傷 | まれではない | 脊髄を包む膜が傷つく |
| 神経損傷 | まれ | 脚のしびれ、麻痺など |
| 出血 | まれ | 輸血が必要になることも |
| 深部静脈血栓症 | まれ | 脚の血管に血栓ができる |
| インプラント関連 | まれではない | ネジのゆるみ、折損など(固定術の場合) |
| 再手術 | まれではない | 長期になるほどリスクが上がる |
ガイドラインの合併症データ: 手術併発症の発生率は研究によって大きく異なります(定義や追跡期間の違いによる)。複数のランダム化比較試験では、手術群と保存治療群で併発症の発生率に有意差はありませんでした。
リスクを減らすために
- 禁煙 — 喫煙は感染リスクを高める
- 血糖管理 — 糖尿病がある方は特に重要
- 栄養状態 — 術前の体調管理
- リハビリ — 術後の早期離床
肥満患者さんへの注意
BMI 30以上の肥満患者さんでは、除圧術の効果はあるものの、非肥満患者さんに比べて症状改善を認める割合が低いとの報告があります。また、除圧のみの場合に腰痛が有意に遺残する傾向があります。