痛み止めが効かなくなったら
薬の次の選択肢
ステップアップの考え方
薬物療法だけでは限界がある場合、以下の選択肢があります:
ブロック注射
薬の次に検討されることが多い治療です。
| 種類 | 効果 | 持続 |
|---|---|---|
| 硬膜外ブロック | 脊柱管の中の炎症を抑える | 数日〜数週間 |
| 神経根ブロック | 圧迫されている神経根に直接 | 数日〜数ヶ月 |
| 仙骨ブロック | 仙骨から薬を注入 | 数日〜数週間 |
ブロック注射は**「診断」と「治療」の両方の役割** があります。注射で楽になれば、その神経が原因であることがわかり、今後の治療方針が立てやすくなります。
[!info] 詳しくは ブロック注射 で効果と限界を解説しています。
手術療法
保存療法やブロック注射で十分な効果が得られない場合、手術が検討されます。
| 手術法 | 適応 | 特徴 |
|---|---|---|
| 除圧術 | 狭窄の場所がはっきりしている | 体への負担が比較的小さい |
| 固定術 | 不安定性がある、多椎間の狭窄 | 体への負担が大きい |
[!info] 手術について詳しく 手術療法 で種類とリスクを解説しています。
SCS(脊髄刺激療法)
「薬が効かない」けれど「大きな手術はしたくない」 という方にとって、SCSは重要な選択肢です。
| SCSの特徴 | 説明 |
|---|---|
| 体への負担が小さい | 局所麻酔で行える |
| お試しができる | まず1週間のトライアルで効果確認 |
| やめられる | 効果がなければ機械を取り出せる |
| 薬が減らせる可能性 | SCSで痛みが和らげば薬を減量できることも |
特に以下のような場合に検討されます:
- 保存療法(薬・注射)で十分な効果が得られない
- 手術では改善しにくい神経障害性の痛みが主体
- 多椎間の固定術が必要だが、体への負担が心配
- 手術後も痛みが残っている
[!info] SCSについて詳しく 脊髄刺激療法(SCS) で仕組みと適応を解説しています。