脊髄刺激療法 SCS

SCSの治療の流れ

ステップ1:専門医への相談

まず、SCSの専門知識を持つ医師の診察を受けます。これまでの治療経過、痛みの状態、画像検査、心理評価などを総合的に判断して、SCSが適切かどうかを確認します。


ステップ2:試験刺激(お試し期間)

SCSの特徴の一つは、本格的な治療の前に試すことができることです。

  • 局所麻酔で細い電極を入れる(入院は数日〜1週間程度)
  • 1週間前後、日常生活の中で効果を確認
  • 痛みが50%以上改善した場合、本格的な治療に進む
  • 効果が不十分なら、電極を抜いて元に戻す

ただし、試験刺激自体にも感染などのリスクがあります。「気軽に試せる」というよりは、「本治療の前に効果を確認できる」というステップです。


ステップ3:本植え込み

試験で効果が確認されたら、永久的な装置を植え込みます:

  • 電極と、バッテリーを含む小さな装置(ジェネレーター)を体内に埋め込む
  • ジェネレーターはお尻の上あたりの皮膚の下に入る(名刺程度の大きさ)
  • 手術時間は通常1〜2時間程度
  • 入院期間は数日〜1週間程度

ステップ4:フォローアップ

  • 定期的な外来でプログラムの調整を行う
  • バッテリー交換が必要:充電式で約10年、非充電式で約3〜5年
  • 痛みの変化に応じて刺激パターンを調整可能