「仕事・運転・旅行はいつから?」— 生活への復帰

治療は、元の暮らしに戻るためのものです。仕事も運転も旅行も、焦らず、でもあきらめずに。

※本コラムは一般的な情報提供を目的としています。復帰の時期は、症状や手術の有無により異なります。主治医にご確認ください。


「いつから運転していいですか?」「旅行に行っても大丈夫でしょうか?」

治療が一段落してくると、こうした暮らしに戻るためのご質問が増えてきます。治療のゴールは痛みを取ることそのものではなく、行きたいところへ行き、やりたいことをすることなので、良い兆しです。

旅行の支度をする、笑顔の年配のご夫婦 あなたのペースで、一歩ずつ暮らしを取り戻して。


運転

運転を再開するときは、痛みやしびれ、お薬の眠気で、とっさの操作がにぶらないかを考えます。

  • 強い痛みや、足に力が入りにくい状態での運転は避ける
  • 眠気の出るお薬を飲んでいるときは要注意
  • 手術後は、数週間ほど様子を見てから、というのが一般的な目安

長時間の運転は、同じ姿勢が続いて腰にこたえます。こまめに休憩を取りましょう。


仕事

仕事への復帰の時期は、仕事の内容によって大きく変わります。

仕事のタイプ 復帰の考え方
デスクワーク中心 比較的早く戻れることが多い。座りっぱなしを避け、ときどき立つ
立ち仕事・力仕事 段階的に。重い物を持つ作業は特に慎重に

いきなり全力で戻るより、短い時間、軽い内容から少しずつ戻したほうが長続きします。


旅行

旅行も十分に楽しめます。少し工夫を足してください。

  • 長時間の移動では、こまめに立って歩いたり、足を動かしたりする
  • 歩く距離が多い行程は、休憩を多めに組む
  • 杖や押し車を、遠慮なく活用する

「迷惑をかけるかも」と出かけるのをためらう方もいますが、無理のない範囲で外に出ることは、心にも体にも良いことです。


まとめ

  • 治療のゴールは、元の暮らしに戻ること
  • 運転は、痛み、しびれ、薬の眠気に注意して
  • 仕事は、内容に応じて段階的に
  • 旅行は、こまめに休憩をとれば十分楽しめる

焦って無理をする必要も、おそれて閉じこもる必要もありません。ご自分のペースで、少しずつ元の暮らしに戻っていきましょう。