運動療法

病院リハビリの期限と介護保険

医療保険のリハビリには期限があります

「ずっと病院でリハビリを受けたい」と思うのは当然です。しかし、病院や整形外科クリニックで受けるリハビリ(医療保険)には、原則として期限があります。

運動器リハビリの場合、発症日や手術日からおおむね150日が目安です。この期限を過ぎると、多くの方は病院でのリハビリを終了することになります。

腰部脊柱管狭窄症は長くつきあっていく病気です。150日でリハビリが終わった後、自分だけで正しい運動を続けるのは簡単ではありません。いつの間にかやらなくなってしまう方がとても多いのが現実です。

介護保険を活用しましょう

65歳以上の方で、要支援や要介護の認定を受けている方は、介護保険のサービスとしてリハビリを受けられます。

まだ認定を受けていない方は、お住まいの市区町村の窓口地域包括支援センターに相談すると、申請方法を教えてもらえます。

介護保険で受けられるリハビリ

通所リハビリテーション(デイケア)

  • 施設に通い、理学療法士から直接指導を受けられます
  • エアロバイクなどの運動機器も揃っています
  • 同じ悩みを持つ方と一緒に運動でき、続けやすいという利点もあります

訪問リハビリテーション

  • 理学療法士がご自宅に来てくれます
  • 自宅の環境に合わせた運動を教えてもらえます
  • 通うのが難しい方に最適です

医療保険との大きな違い:

介護保険のリハビリには厳しい日数制限がありません。必要なかぎり長く続けることができます。病院でのリハビリが終わった後の大切な受け皿です。

「デイケア」と「デイサービス」の違いに注意

介護保険には「通所介護(デイサービス)」もありますが、必ずしもリハビリ専門職がいるとは限りません。

腰部脊柱管狭窄症では**「腰を反らす運動は避ける」**という重要なポイントがあります。**理学療法士が常駐している「通所リハビリテーション(デイケア)」**を選ぶのが安心です。

ケアマネジャーさんに**「脊柱管狭窄症に合った運動指導をしてくれる施設を選びたい」**とお伝えください。

次に読む

薬物療法 — 運動と併用する薬について知りたい方へ

日常生活の工夫 — 姿勢や家事など、生活全般のアドバイス

治療の全体像 — 運動以外の選択肢も含めて検討したい方へ