慢性腰痛とは
いつ相談するか ―「理想の生活とのギャップ」を目安に
「これくらいの痛みで病院に行っていいのか」と迷う方は、とても多いです。目安は、痛みの強さそのものではありません。
この腰痛がなければ、本来やりたいこと、行きたい場所、送りたい毎日を思い浮かべてみてください。そして、いまの生活と、その理想の生活とのあいだに、どれくらいのギャップがあるかを考えてみてください。
- 出かけるのをやめてしまった
- 趣味や運動を諦めた
- 家事や仕事の量を減らした
- 旅行や孫と過ごす時間を先延ばしにしている
ギャップが大きいなら、それが主治医に相談するタイミングです。 我慢の限界まで待つ必要はありません。
最近は、慢性腰痛に使える治療薬の種類も増えました。運動やお薬などの治療を十分に行っても痛みが残る場合には、脊髄刺激療法(SCS)という選択肢もあります。感染や電極のずれなどのリスクがあり、すべての方に効くわけではありませんが、日本の健康保険で受けられる治療の一つです。
この「ギャップ」の考え方は、動画「慢性腰痛:知っておくべき5つのこと」の5つ目でもお話ししています。