手術について(知っておきたいこと)

保存的治療で改善しない場合の選択肢

非特異的慢性腰痛で固定術のエビデンスが限定的な場合、あるいは年齢や持病のため大きな手術のリスクが高い場合——こうした状況でも、痛みを我慢し続ける必要はありません。

固定術以外にも、脊髄刺激療法(SCS) のように、構造を安定させるのではなく、痛みの信号の伝わり方を調整するアプローチがあります。SCSは可逆的(必要に応じて抜去可能)で、本格的な治療の前に試験刺激で効果を確認できる点が特徴です。

臨床試験では、手術を受けたことがない慢性腰痛にもSCSの有効性が報告されています。また、手術後にも痛みが残る「脊椎手術後疼痛症候群(FBSS)」に対しても、複数の研究で効果が報告されています。

ただし、SCSにも合併症のリスクがあり、すべての方に効果があるわけではありません。

詳しくは「脊髄刺激療法 SCS」をご覧ください。